元理系院生の英会話学習記録

元理系大学院生が留学生とのコミュニケーション能力の向上と国際学会への参加を目指していた頃の英会話学習の進捗と,社会人になってからのゆるい英語学習の記録

社会人になった元理系院生

こんにちは!まひるです
社会人となってからは初の投稿なので,かれこれ数カ月ぶりになります

5月まで東京の本社にて研修を受けていましたが,今月頭に海沿いの街に引っ越し
まだまだ残業はきつくないものの,ようやく落ち着いて生活ができるようになった次第です

私の入社した会社(日系メーカー)はネットでも評判のゆるい会社で,
ラボにいるときの3割程度の消費労力で生活しています
最近までは,生活に慣れることにいっぱいいっぱいだったのですが,
徐々に時間が確保でき,洋読書を進めている次第です


で!
肝心の仕事なのですが,うちの部署が某国の会社にめっちゃお金落としている顧客で,
その会社から顧客感謝を込めて,会社に招待されるという出張があるらしいです!
海外出張したくない上司の代わりに行ってほしいと言われ
営業ノルマも無いし,海外旅行大好き勢の私としては最高すぎる案件!
今からめちゃめちゃ楽しみです

また日常の業務ではほとんど英語は使いませんが.
会社の研修制度が充実しているので,引き続き申請すればオンライン英会話も
補助を受けて受講を続けられるみたいです

入社してからは東京や新天地での日々の生活にいっぱいいっぱいでしたが
来月くらいから本腰を入れて英語の勉強を再開できればよいなと思っています

フランス語を話せても英語が話せるわけではないということ

Bonjour!
このブログの筆者のまひるです.先日大学院(修士)を卒業しました!
4月1日からは日系メーカーの技術職として働くので,このブログも『元理系院生の英会話学習記録』になります.

今月はラボを少しお休みして卒業?修了旅行?としてヨーロッパ旅行をしてきました.
正直大学時代の長期休みのほとんどをバイトと海外旅行に費やし,大好きなヨーロッパ渡航も実に5回目なの慣れっ子なのですが,今回はトランジットも含めて4ヵ国ほどめぐってきました.
このブログは旅行記ではないので,本記事では日ごろの英会話学習の実践編として,旅行中フランス人の知り合い(J)の家に宿泊させていただいたときの話を記します!

知り合いJは,私本人の知り合いではなく同伴者であるKがアメリカ滞在中に友達になったフランス人で,パリ市街に住んでいます.

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左:同伴者K(日本人), 真ん中:知り合いJ(フランス人), 右:まひる(筆者) @ ルーブル美術館

各々の英語スペック
知り合いJ:フランス人.アメリカ在住経験が長く,Netflixオリジナルドラマの登場人物以上のスピードで英語を話す.
本人は「文法は苦手」と言っており慎重に聞くと不自然な表現もあるが,フランス語なまりは基本的に無くペラペラ.
同伴者K:日本人.大学在学時にアメリカに滞在1ヶ月滞在.しかしそれ以前・以降は受験勉強以外の英語の勉強をしたことは無し.
アメリカ滞在中に「(お金を出してくれた両親には言えないが)英語ができなくても短期滞在でのコミュニケーションはまったく問題がないので,勉強する必要って無いんだな」という境地に至ったらしい.
そのように言うだけあって,いわゆる「コミュ力」はスーパーハイレベルで,今回の旅行の企画や滞在のお願いを一手に引き受けてる.
私:DMM英会話歴1年のち,Linguage Speakの4ヶ月コースを終了.

国民性なのか本人の性質なのか,知り合いJはとってもおしゃべりで,聞き取れないこともありましたが,Jがめっちゃ話す→私が少し話す→たまにKが話すという感じで,
①オンライン英会話の成果
②以前絶望していた頃の自分と比較して外国人とのコミュニケーションに慣れた
と,いうこともあり,こういう言い回しを使えばよかたなぁ…と思うことは多々あった(しかしJも久しぶりに英語が話せてうれしかったのか?結構指摘してくれるため勉強になる)のですが,伝えたいことが出てこない!といことは格段に少なくなり,フラストレーションを感じることはありませんでした.

私の場合特に,宿泊2晩目にJが夕食を手作りしてくれた料理を,連日のチーズの食べすぎによる胃もたれとおそらく緊張で,各品一口ずつしか食べられないという状況になったとき(普段なら根性で全部食べるし,そうするか迷ったが)
・味は好きで作ってくれたことにとても感謝してる
・しかし連日のチーズの食べすぎで,アジア人の自分の消化器官は上手く機能していない
・明日の朝食べたいのでとっておいてほしい
・風邪とかではなく,日本から胃薬を持ってきているので問題はない
ということをスムーズに伝えられて本当によかったな…となりました.
ちなみにその食事の数時間前まで車酔いに苦しんでいたKは夕食を全部食べていたので,すごいなぁ…と思っていたのですが,あとで聞いたところ,「食欲は無かったけどそれを伝えられなかった」とのことでした.おそらくこれもコミュニケーション能力の1種なのでしょう…

私の英語はネイティブやJに比べたら全然流暢ではないのですが,今回の経験はとても自信なったし,1年以上オンライン英会話を続けてよかったなと思ったし,今回の経験(会話だけじゃなくて交流とか全て)が「自分の世界を広げる」ってことに繋がるのかなぁと感じました.


楽しかった細かいエピソードや,Jファミリーと行動したことによって私と同伴者K2人だけの観光とは違うディープなパリを味わうことになった話は書きつくせないのですが,本記事のタイトルは「フランス語を話せても英語が話せるわけではないということ」です.

そう!
私は今回の渡航まで,フランス人は全員英語が話せるものと思っていたのです.
これにはそれなりに根拠があって,私は大学3年の時に趣味でフランス語の勉強をほんの少しだけしていました.
(慈悲深い人が作成したフランス語の文法を紹介するサイト,キクタンの1番簡単なレベルのやつ,仏検5級の問題集をチョイス)
結局リエゾンが難しすぎてリスニングの部分で挫折したのですが,「語順は英語とほとんど同じだし,動詞の変化とか時制はフランス語の方がしんどいし,リエゾンあるし,フランス人にとって英語なんて単語さえ分かれば余裕なんだな!」と思うに至りました.

しかし,Jファミリーの英会話スペックはこんな感じ.
J母:私と同じくらい.多少のなまりはあるものの,ゆっくりしゃべってくれるので,ペラペラのJより断然理解しやすくありがたい.
「フランス人はフランス語に誇りを持っているため英語は話してくれない」という話を聞いたことがある人もいるかもしれないが,そんなこともなく普通に英語でやりとりしてくれる.
J父:英語は話せない.色々英語が苦手な理由をJから教えてもらったのですが,hの発音ができない以外は意外にも日本人と同じようなもので驚きました.
そのためJ父(おしゃべりは大好き)が会話に入るときはファミリーはみんなフランス語でのやりとりです.

この「フランス語を話せても英語が話せるわけではないということ」は語学大好き人間の私からしては結構衝撃だったのでこうして記事を書かせてもらいました.
外国語に対する意識はどこの国でも似たものなのねぇと気づかされました.
(そもそも私たちも,文法が日本語に似ているからと言って韓国語が話せるわけではないけど)

ただ,ファミリーがフランス語で話していても状況からその会話の内容はだいたい想像できるので(私たちの日本語の会話も同様だと思われる)日々の生活では問題ありませんでした.
またJ父が車で観光に連れてくれてJがお手洗いに行き私・同伴者K・J父になったときは,私の挫折したフランス語で話しかけたり,名前の発音をお互いにしあったり,ジェスチャーを使って質問したりと,それなりにコミュニケーションがとれたと思います.


記事としては,主に「フランス人宅に滞在して気づいた,外国語に対する価値観」,「オンライン英会話学習の成果」を書きたかったのですが,やっぱり「日々の生活ではコミュニケーション能力があれば正直それ以外はおまけのようなもの!」なのでしょう.
正直私は,今のレベルの英語力があるのでそれなりに積極的に話しかけたりできるようになれましたが,それまではホントに外国人とのコミュニケーションには絶望していて,自分から積極的に行けるような性格ではなかったので,私みたいなタイプの人は勉強して自信をつけるのはオススメだと思います.
今回の滞在は,全て最強コミュ力のKがいたからこそ実現できたものなので,正直英語力とか無くてもなんとかなる!という彼女には本当に感謝です.

Jファミリー,同伴者K本当にありがとう!

内定先からの課題でLinguage Speakを始めた話

こんにちは。先日修士論文を提出し、おそらく無事に学生生活を修了できるであろう理系修士生のまひるです。

ラボでの実験自体は引っ越しまで続けようと思っていますが、最近は17時に帰宅してここ数年していなかった自炊をしたり、部屋の片付けをしたり、笑いが止まらなくなるほどラボ同期とお酒を飲んだりととてもゆったりとした日常生活を送っております。
何はともあれ修論を片付けた後の世界は本当に最高!

さて、昨年10月の投稿以来、生活の9割以上修論に関することを考えて生きてきたので、なかなか新しい記事を投稿する時間が無かったのですが、細々と英語学習を続けてきました。

私の英語学習に関して
・研究室の手伝いで参加した国際学会のアルバイトで思ったこと
・理系院生の就活で英語能力やTOEICはどれほど重視されるか
TOEICについて思うこと
なども書き残したかったのですが、
・めっちゃ洋書を読んでいる話
・定期的に洋画やドラマを見ている話
なども書きたいと思いつつ、今日は内定先の課題として昨年DMM英会話を休会後から取り組んでいるオンライン英会話についての記事を投稿します。

Linguage Speakについて

以下にLinguage Speakのリンクを貼っておきます。
www.linguage.jp


これから色々とDMM英会話と比較した違いを書いていこうと思うのですが、大枠はDMM英会話と同様で1レッスン25分の授業を、Skypeを通して外国人講師から受講します。

Linguage Speakの概要

・形式
1レッスン25分、Skypeを用いてセブ島の会社に所属するフィリピン人と英会話。

・料金とコース
色々(雑)
ここで完結に書けないほど色々あるので、でひこちらのリンクを参照してください。

私は内定先から指定された、レッスン名:Free、コース名:LS ブラッシュアップ 4ヶ月コースというのを受講しております。
4ヶ月間で38回レッスンを受講でき、23回以上受講すれば修了することができるものです。
会社が料金を負担して法人での団体受講であるため、ある程度割引されていると思うのですが、個人で受講したら40,000円くらいかかりそうなので、本当に内定先様々です。


他社に内定した研究室の先輩や同期の中に何人か同じ会社の英会話を課題として受講している人がいましたが、コースによっては教材が送られてきて、教材の予習復習を兼ねてレッスンが進みます。

・講師
フィリピン人。先生方はセブ島のオフィスからレッスンを行います。
私よりも若い大学生の子の割合が多いように思われます。

・レッスン受講可能時間
平日 5:00-24:25
土日は上記の時間よりもやや短縮されます。

DMM英会話との違い

思いつき次第書いていこうと思いますがどうしても私は1年受講したDMM英会話が基準となっているので、それとの比較になります。

①Linguage Speakは講師がフィリピン人のみ
前述の通り、講師はフィリピン人になります。
そのため私にはあまり影響がありませんが、レッスンは24時間ではなく常識的な時間はお休みになります。
日本とそんなに時差もないため、レッスンを受講した先生の中には
予約が殺到する夜にレッスンを開講し、そのまま仮眠をとって
またレッスンの予約が増える朝から働き始めると言っていた人もいました。

またフィリピンの休日にはレッスンが受講できなくなります。

②Linguage Speakは先生はオフィスからレッスンを行う
先生方はお揃いの制服を着て、同じ背景のオフィスからレッスンを行います。
チャイムが鳴るのも時間の区切りが明確になってとてもよいと思いました。

私が受講していたDMM英会話の先生は自宅からレッスンを行うことが多かったので
自宅の背景が紛れ込んできた、たまに先生の子供にレッスンを邪魔されることがありますが
そういう点が気になる人にはオススメかもしれましん。

③Linguafe Speaknの予約レッスンシステムがやや使いにくい
DMMはオンラインゲームとかアダルトビデオのイメージがある
Web会社なだけあってさすがにシステムはユーザーとしても使いやすいと思いました。

Linguage Speakはレッスン時間の指定をしようとしても
関係のない時間の欄は消えなかったり、
予約できない先生も表示されたりと、若干使いにくいです。

④講師のフィードバックコメントはDMMよりも丁寧な気がする
うーん、講師によりけりですが、DMM英会話よりもは丁寧に記入してあると思います。

以下は私の受講状況から感じたことです
⑤私が受講しているコースに関しては、Linguage Speakの方がしゃべる量が多い
DMM英会話のレッスンを受講していたときはほぼ毎日レッスンを受けていたので
デイリーニュース教材を読んで、結局ディスカッションは残りの10分とかがざらでした。

現在のLinguage Speakのコースは完全フリーカンバセーションなので
私が与えられたリストからテーマを選ぶor自分で話題を考え、レッスンが進みます。
4ヶ月に38回ということで毎日受講する必要が無い分楽ですが、
テキストを読む時間というものが無いため1レッスンあたりの話す時間は断然増えて
適切な話題がない回は結構辛く思うこともあります。

最近は
・嵐の解散
・国際結婚について
池江璃花子選手の白血病
などなどをトピックとして選びました。

⑥内定先が料金を支払ってくれるためいまいちやる気がわかない
これは個人の問題なのですが、DMM英会話はバイト代でその料金をまかなっていたので
もったいない、もったいないと思って毎日取り組んでいました。
反面修論で忙しかったため、Linguage Speakは冬休みの1週間や生理前の無気力期間は放置状態に。
年が明けてがっつりレッスンを入れたのでどうにか全回受講ができそうですが
こんなにも勉強のモチベーションが変わるのだなぁと改めて感じました。


ひとまずこんなところです。
DMM英会話に毎日取り組んでいたときとりもレッスンの密度が減っているので
会話力は落ちているとは思いますが、適宜英語にふれあえる環境であるのはとてもよいことだと感じています。

そのほかにも洋書を読んだり、相変わらすラジオを聞いたりしていますが
基本的には修士論文最優先の生活でそれ以外の勉強をさぼりぎみだったので
せっかくゆっくりする時間があるうちに
就職後研修中に受けるTOEICのための対策を再開したり
中国語の勉強とか始めたいなーと思っている次第です。

ではまた!

中学時代の思い出と言語学習への愛を語る記事

おはようございます、まひるです

今後書こうと思っている記事は
・国際学会で感じたアジア人とその他の人々の英語
TOEIC全般に関して
なのですが、今日は最近よく思い出す、英語に関する中学時代の思い出について書いていきます


今でも英語の勉強を続けられているのは、その必要性に迫られているからという理由以外にも単に「外国語の学習が好きだから」という理由もあります
この記事を読んでも特に有益な情報が得られる訳ではないのですが、私と同じように英語の学習が好きな人がいたら、音楽とか映画とか文学とか化粧品とか、それらを好きな人がその愛を語るのを聞くように読んでいただけたらうれしいです


小学生の頃にも1ヶ月に1度程度ALTの先生が来校して簡単な挨拶を交わしたりする英語の学習があったような気がするのですが、私が中学に入学した今から10年以上前の2007年では、ほとんどの日本人が中学校に入学してから本格的に英語の学習を始める時代でした

私は大学に入学するまで、地方の、それはそれは閉鎖的で貧しい田舎町で暮らしてきました
まず、子供がいない。小学校から中学校までずっと1学年1クラスで、私の出席番号は9年間ずっと20番でした
私の生まれた家庭は相対的に裕福であったので大学院まで奨学金を借りずに出してもらうことができていますが、大学に進学できるのは裕福な子か、実家から通える国立大に入学できる学力がある子だけで、全体の1/3にも満たなかったと思います
男尊女卑も普通のことで兄は東京の公立大に進学させてもらえたけれども、それよりも学力の高い妹が高卒で公務員として働くようなケースもありました

私がそんな中で、英語学習を好きになったのは、中学3年の時に授業を担当した英語の先生の影響がとても大きかったと思います
日本の英語の先生は、ALTの外国人講師にまったく話しかけようとしないとか、TOEICの点数が低いとか、発音がひどいとかよく批判されていますが、その先生は(今思うとなんであんな田舎町の公立中学校にいたのか分からないくらい)熱心で、英語を愛していました
逆に言うと、私にとっては生涯で最も影響を受けた先生のうちの一人になりますが、他の多くの学生たちには「変わってる」とか「性格が(閉鎖的な田舎町では)受け付けられない」なんて言われていました

先生の英語の授業は、その月に習う英語の新しい文法を含んだ曲を歌詞が印刷された紙を見ながら歌を歌うところからスタートします
著作権的に古い歌しか無いと噂されていましたが、教育目的の場合は著作権に関する面倒ごとを免除されると習ったのは高校生のときだったか、、、QueenのI was born to love youとか、Daniel PowterのYou Had a Bad Day(当時は比較的最近の曲だった)、あとはElton JhonのYour Songとか、先生の声量が8割くらい響くところから授業が始まったのは懐かしいです
ChicagoのHard to Say I'm Sorryとかは、なぜか私の母も歌えたので父の車の中で一緒に熱唱してました
みんな中学生だったから恥ずかしがってたけど、私みたいに多少なりとも楽しいと思っていたり、影響を受けていた子もいたみたいでした

それがきっかけで、私は洋楽を聞き始めました
最近では初めての政治的発言が話題になっているTaylor Swiftですが、今でも私の部屋にあるFearlessが発売されたのが2008年。中学生でもかろうじて理解できる歌詞も多く、地元のTSUTAYAでJump Then Fallを視聴したときにその音楽性に今でも忘れないような感銘を受けて、なけなしのお金でそのアルバムを買いました
日本ではLady Gagaが流行る少し前だったけれども、Just DanceとかBorn This Wayとかよく聞いてたし、その少し前に流行ったAvril Lavigneのアルバムは先輩に貸してもらってMDに焼き増ししてたなぁ

今でも洋楽(最近はでエレクト・ポップ系のアーティスト)とか好きで、研究の解析作業とか進捗報告資料の作成時にはYou TubeをBGMにして毎日聞いています

そして、中学生だった私にとって一番衝撃的だったのが、Katty Perryの"I kissed a girl"です
これは音楽性がどうこうよりも、「女の子とキスしちゃった」という歌が受け入れられて、発売されて、この保守的な国の閉鎖的な田舎町に住む私のところまで届いたという事実に震えました
この曲は当時アメリカでも、保守的な団体から批判されたというようなことを聞いた気がしますし、今でも欧米ですら同性愛が完全に受け入れられているわけではないのですが、そんな曲が生まれるアメリカという国の包容力に打ちのめされました

今でも西洋人のリベラルな価値観に触れると、私も自分の生まれた町では受け入れらないくらい自由主義的な人間になれるような気がして(実際はなりきれてないから憧れるのだけれども)、そのためのツールである英語の勉強を続ける大きなモチベーションになっています

そして、そんなきっかけをくれた先生に対してですが、洋楽以外にも感謝していることがあります
それは、たまたま私が中学3年のときに英語スピーチコンテストの地区大会に出ることになって、その先生とアメリカ人のALTとで私の発音を徹底的に直してくれたことです
thとかrとかfとかvとか、earnのeaの音とか、いろいろ
今大人になってネイティブからレッスンを受けようとすると莫大な費用がかかりますが、私は中学生の時に手厚く指導を受けるとことができたわけで、本当に幸運でした
スピーチコンテストの地区予選は突破できなかったけれども、これは今でも洋楽以上に本当に役立っているし、本当に感謝しています


逆に高校の先生は外語大卒とか筑波大卒とか、慶応大卒とか上智大卒の英語教育のエリートの人ばっかりで受けた授業のレベルはとても高かったけれども、大学でまで専攻として英語の勉強するまでの必要はないかなと思うに至り、現在は私は平日22時まで研究にいそしむ理系大学院生をやっています
まあ文型の科目って結局独学でも勉強できるってのが私の持論で、下手に法学部とかに進学するよりも理系の方が断然英語が必要となるので、結果的にはよかったと感じています


故郷の閉鎖的なところは本当に大嫌いだしそこから抜け出すために勉強を続けてきた側面もあるのですが、そこに生まれたからこそリベラルな価値観に惹かれたし、すばらしい先生に出会うことができました
またクラスの人数が少なかったからこそ、私は英語スピーチコンテストの出場者に選ばれて、手厚い教育を受けることができました
だから私は自分の生まれに矜持が無いわけでもないし、日本の英語教育が終わってるとは思っていません

また、勉強だけではなく日々の研究や、(最近は全然無いのですが)生きていること自体がしんどいときでも、学力的な理由で進学を諦めた幼なじみが成人式で言っていた「俺も大学に行きたかったんだよね」という言葉を思い出すと、私はこんなところで泣いていたらだめなんだという気持ちになって、また立ち上がることができるようになります

大変長くなってしまいましたが、以上が私が書き残したかったことです

【完結】総計8000分 DMM英会話を1年受講した記録

こんばんは、まひるです
昨年から1年間、DMM英会話に取り組んでこのブログに学習の進捗を報告してきましたが、ついに本記事がカテゴリー[英会話学習の進捗] の最終記事になります

1年間を通しての成果や、これからの私の英語学習について書かせていただきます


[:contents] 


この1年間に行った勉強とその目標のまとめ

・DMM英会話1日1レッスン(25分)プラン
→教材は基本的にデイリーニュースに取り組み、その都度予習と復習をしました
・瞬間英作文
・ラジオ番組の聴講

詳しくはカテゴリー[英会話学習の進捗] の各記事を参考にしてください


また、これら1年の目標として、
①研究室に所属する留学生とのコミュニケーション能力の向上
②国際学会を乗り切ること
③海外出張のある仕事に就くこと(今考えるとこれは就活や配属の問題で、英会話学習とはそれほど関係ありませんね…)
を掲げていました

以下に目標に対する結果や、その他の成果を書きます


この1年間の学習の成果

①留学生とのコミュニケーション能力の向上について

これは比較的達成することができたと思います!
昨年参加した国際交流活動的なものでは、自分の伝えたいことをまったく英語で表現することができず(この頃おそらくTOEICは730点程度)絶望しましたが、現在の私であればすごい簡単な表現かつゆっくりであれば8割程度の意志疎通は可能だと思います

オンライン英会話に取り組む前はどの程度効果があるのかは分かりませんでしたが、この目標に対する一定の成果を感じることができました
結果的に、(仲良くなったラボの留学生が同性だったらもっと個人的に遊ぶのに誘いやすかっただろうなというような欲はありますが、それでも)留学生とはとても楽しく今までよりもは英語に不自由せずに、コミュニケーションを取ることが出来たと思います

また同時に、個人的には最初から分かってはいましたが、「DMM英会話を1年で8000分こなしても、ネイティブスピーカーレベルになれる」わけではないということも明記しておきます
(世の中には、2週間フィリピンに短期留学?滞在すれば英語が完璧に話せるようになると思っている人も一定数いますので)
ただ逆に、とりあえず1年オンライン英会話に取り組んで、能力が今のレベルであるということはよい意味で英語に対する心理的な不安を解消してくれました
「私が1年勉強してこの程度なのであるから、非英語圏でくらしているほとんどのESLも同じ程度なのであろう。だから英語を話すことに対して完璧を求めたりせずに、今のままでどんどんコミュニケーションを取っていこう!」という感じです

結局英会話学習後期にDMM英会話のスピーキングテストを受講せず、点数としての客観的な数値を出していないのですが、個人的にはこの目標を達成できたと思います

②国際学会を乗り切る

現在までに私が参加した国際学会的なものは
・アルバイトかつポスター発表者として参加した日本で開催された国際学会
・アジア某国で開催されたシンポジウム
ですが、前者でうれしくもポスター賞を受賞することができました
これは英語力の問題だけではないのですが、今年1番あるいは研究室に配属されてからは最も誇らしい出来事で、いただいた賞状は実家に飾ってもらいました

ステマっぽくなってしまいますが、このときは、(いや今でも)本当にDMM英会話に取り組んできてよかったなぁと思いました

またアルバイトとしてオーラル発表の計時係として働きつつも各国の研究者の発表を聴講したとき、アジア人・ヨーロッパ人の英語能力や、それらが学会に与える影響に関してに感じたことや考えることがたくさんあったので、時間があったらまた別の記事で報告したいと考えています

③海外出張があるような仕事に就く

これに関しては就職してからも研修等があるため、現在の英会話力はほとんど関係ないのですが、就職先は海外と取引のある業種(ちなみにメーカーです)なので、配属された部署次第であります

結局就活では英会話能力がどうこうといったアピールはせず、当方が理系修士生であるため、技術面接での実験の話がメインで終わりました
海外出張…
行けるなら行きたい!と思っていますが、子供がいたら基本厳しいだろうし、全然関係の無い部署に配属される可能性もありますし、これからのお楽しみとして取っておきます


以下は目標に掲げていなかった、勉強の副次的な効果です

④旅先で家族を助けることができた

実はお盆に両親、弟と英語圏に旅行に行っていました

今までも旅行レベルであれば英語に困ることは無かったのですが、今回はトラブルがありレンタカー店やホテルでのやりとりなど、応用的なもので家族を助けることができました

印象に残っている出来事は、父と滞在していたコンドミニアムの庭で肉を焼こうとしていたときに使っているグリルに火がつかず、同じく旅行者であるアメリカ人の方に助けていただいたことです
話しかけられたときに、中学時代英検3級に落ちている父はガン無視していましたが(後で聞いたところ、悪意があったわけではなく話しかけられたのか独り言だったのかすら分からなかったらしいです)代わりに私が対応することができました
矛盾する表現ですが、今までよりも深いスモールトークができとても楽しく、私と私が一緒にいる男性(父)はどのような関係か聞かれたときは爆笑してしまいました

また話し相手のアメリカ人の方は私がESLであることを考慮して外国人向けに話してくださりましたが、旅行中全体的にはネイティブスピーカーの話の聞き取りには苦労したので、それは今後の課題の一つになりました

⑤内定式で受験したTOEICの点の向上

これは…
一応受験前にTOEIC用に苦手な部分の勉強をしたのでもはや英会話は関係ないのですが、向上しておいたので記しておきます
昨年の9月に公開テストを受験して845点だったのが、内定式のIPテストで910点になりました
(2018年9月の公開テスト L400 R445で845
内定式で受けたIPテスト L480 R430で910)

何回か述べていますがTOEICは英語の能力に関して本質的ではないので個人的には好きでないのですが、最近読みました記事で新たな考えに影響を受けたので、後ほどTOEICに関するまとめ記事を書く予定です


これからの英語学習と目標について

とりあえず1年、今月の国際シンポジウムまでをひとつの区切りとして勉強して、大好きな先生のレッスンは50回以上受講しました
オンライン英会話を続けるべきか、休会するべきかはとても悩みましたが、今後はこれといった大きなイベントが無いので、ひとまず休会して現状の維持に努めることにしました

やっぱり1度勉強をやめるとすぐ忘れるので、継続することが一番重要だと思います
(ちなみに私はセンター試験の英語を9割取れていたのに、院試前にはどのような動詞が不定詞をとるのか動名詞を取るのか忘れていました)

具体的に取り組んでいることは
・単語の学習を兼ねたシャドーイング+瞬間英作文
これは今までずーっと用いてきた英単語帳(TOEIC TEST完全攻略3000語)を用いています
作文する文章はビジネスよりで、日本語訳も大分こなれているので瞬間英作文教材としては少し使いにくいのですが、英文はしっかりしている(ちゃんとネイティブが監修したものであることが分かる 例えば、you knowであったり、You have the flour.のような言い回し)のでこれを使い続けています
あくまで私の個人的な勉強法なので、おすすめはしません笑

・モゴモゴバスターズ
こちら
www.mogomogobuster.com

いきなり何!?と思われた方もいるかもしれませんが、これはアメリカ人の省略英語を体系的に勉強できる教材です

以前広告で見てずっと気になっていた教材ですが、英語圏への旅行での経験や、作品にもよりますが海外ドラマの聞き取りは私にとってまだ難しいこと、また内定式前のTOEICの勉強での疑問から、思い切って購入してみることにしました
まだ勉強を始めたばかりですが、ずっと気になっていたことがしっかり体系的に説明されているので、今の私にはなかなか勉強のしがいがあります!

・DMMオンライン英会話のデイリーニュース
暇なときに読んでいます
とりあえずリーディングを毎日継続したく思いVOAニュースなどにも目を通してみたのですが、いちいち知らない単語を調べるのが面倒で、こちらに舞い戻ってきました

英語力だけでなく、日本ではニュースにならない情報や知識を得られる記事もあるので、オンライン英会話休会中でも読み続けています

・ラジオ
www.stitcher.com

これも何度も書きますが、暇なときに継続して聴講しています


そして私の新たな目標は
・リスニング力の強化
→ドラマの英語、ネイティブスピーカーの英語を聞き取る能力を高める

・スピーキング能力の継続、向上
→就職してお金を貯めたら、お世話になったDMM英会話の先生が住む国に遊びに行きたいと思っているので、そのときもっとスラスラ話せるようになる
の2つです

英検(おそらく中学3年で準2級を取得している)とか受けようかなとも思ったのですが、準1級の単語は9割以上暗記していることが分かり、かといって1級を目指すとなると結構な勉強量が必要そうなので、今ではないかなと思いました


最後に書きたいこと

ここまでこのブログ至上最長の記事になると思いますが、目を通してくださってありがとうございました

1年間DMM英会話に取り組んできましたが、本当に楽しくて、適当な英語力を持ち、また勉強を継続できる人にはとても効果のある教材だと思いました
またレッスンを通しては、ただ英会話を学ぶだけでなく、私がその存在すら知ることも無かった先生方のリベラルな考え方に触れることができ深く感銘を受けました

やっぱり英語に限らず勉強は、自分の見方や世界を広げてくれる本当にすばらしいものだと思います
いくつか書き残していることもあるのでブログはしばらく続けていくことになりますが、私の経験が少しでも英会話学習の必要に迫られた理系学生の助けになればと思っています

とりあえず私はしっかり修士号取れるように実験を進めます!
ではまた

留学すればよかったなぁという後悔

こんばんは、まひるです
前回の記事から2ヶ月…

英会話学習と国際学会に参加した際の手応えはのちのちまた別の記事にします
(最近は修論に向けた日々の実験に加え,アジア某国で開催されたシンポジウムへの参加,内定式等非常に充実した日々を送っています)

今回は
お金に余裕がある大学生は交換留学に行こう!
日本人の集団で2週間渡航のやつとかじゃなくって,単身で1学期ないし1年の交換留学に!
ということを叫びたくキーボードをたたいております

以下は英会話学習ではなく,留学を推進する記事です
最近私も留学するべきだったなってぼんやりとした後悔の念を抱きます


私の通った大学/通っている大学院(と,言うか協定校を持つ全ての国立大?)では,大学の学費と同額を納めれば,現地の大学の授業に1学期ないし1年留年無しで交換留学することができるという制度があります
もちろん受け入れに対しては細かな成績等の条件は色々あると思うのですが,英語はTOEFL IPT 500という比較的達成可能な緩い条件のみが課されるみたいです

私は中学生の頃から外国文化,海外,英語をこよなく愛していましたが,実際のところ留学しなかった理由が主に3つあります

1. 大学生の頃は学部で卒業して,まったく海外と関わりのない仕事に就こう思っていたから
これは私が留学に行かなかった90%くらいの大きな理由です.しかし,人生何があるか分かりません
私は結局大学院に進学することになり,留学生の実験を指導したり,国際学会にお手伝いのアルバイトとして,あるいは発表者としてに参加したりすることになりました.また就職先の会社は部署によっては月3のアジア圏出張,(おそらく私の専攻的には関係がないと思われるが)世界各国のプラントへの駐在,国内の仕事でも外国人の来客の受け入れといった業務があるようで,懇親会にて社員の方々に英語はちゃんと勉強しておくように言われました

2. お金
これは渡航先の物価を選び,今までの海外旅行に使ってきたバイト代を現地での生活にあてて,残りを親に前借することによって工面できたはず

3. うつ病になる心配
これに関してはなんとも言えないのですが,私が所属する研究室に所属していて先々月帰国した留学生を見ていて,意外と大丈夫だな…と感じるに至りました
具体的に述べますと,以前の私にとって1学期の留学と聞くとものすごくハードルが高く聞こえましたが実際にうちラボに来ていた留学生を見ていると
・月曜日と金曜日は研究室に来ないことが多め
(その留学生が参加していたプログラムは研究することにより単位を修得できるものであったため,教授に実験している様子を最低限見せた後,それ以外の時間は要領よく休んで遊んでました笑.自主休校中は友達と日本観光をしたり,合コン的なものに参加するため東京に行ったりしていたとのことです)
・飲み屋に行けば同じような人種の人たちと交流できて寂しくない
・実際に非英語圏でも,大学院生相手なら英語だけでどうにかなる
ということが分かりました

また,就活では留学に行って語学力がどれほどアップしたかということや,どれほど異文化交流をしたかということよりも,実際に留学に行ったという,「留学という未知なる世界に飛び込む勇気」が評価されるらしいです
結局留学に行けるほど裕福で,肩書がある学生が評価されるだけなんだ…と思うと悲しいですが,それを逆手に留学に行ったという肩書を手に入れ,利用できるものを利用するのも手なのかなと感じます


当たり前のことですが,最近読んだこの記事にもあるように,教室での学習者よりも実際にその語圏に住んでいる人の方が語学の上達が早いことも調査的に分かっているみたいです

個人的には留学に行った現地で文法を学ぶのは時間の無駄だと思いますが,日本である程度勉強してから1学期ないし1年留学に行くのはかなり効果的なのではないかなと思います
(ただ言語の上達度はやっぱり人によって大きく異なると思います 私には日本語の発音だけだと留学生だと判断できない留学生の知り合いもいますが,1年日本にいても日本語の上達が微々たる程しか感じれない留学生の友達も何人かいるので,その点は本人の才能と努力の要素が大きいようです)


交換留学を考えたことのなかった学生は,ぜひ,私のような後悔をしないためにも,新たな一歩を踏みだしてみてください

総計6800分 DMM英会話を10ヶ月受講した記録

お久しぶりです,英語学習に勤しむ理系大学院生のまひるです.
なかなかブログを更新する時間が作れず,「もしかしてDMM英会話休会しちゃった?!」と思っている方もいるのかもしれないのですが,一応毎日こつこつと続けております.

細々と続けいているこのブログですが,一日に30件くらいアクセスがある日もあって,世の理系学生の英語学習に対する関心の高さの表れなのかな!?と感じてとてもうれしく思っております.

最後に更新したのが5月末で時の流れの早さを感じる次第ですが,以下の3点がこの2カ月での大きな変化です.
・志望度の高かったメーカー(技術職)の内々定をいただき就職活動を終了したこと
・夏が来て24歳になったこと
・英語以外にも技術系の国家資格を習得するための勉強をしてきたこと
(ちなみに明日が資格試験の受験日です笑)

英語の勉強は超省エネモードでしたが,いつもどおりまとめていきます.

8~10ヶ月の学習

引き続き、
・1日25分のDMMオンライン英会話
・オンライン英会話の予習と復習
(教材はデイリーニュースを用いています)

これに加えて通学途中などにときどきラジオを聴講したり,YouTubeにて英語学習の動画を見たりしてきました.

上達度

特に上達はしていないはず…
現状維持,できているといいな…

最近覚えた新しい単語はrabiesですが,今後の実用性はそんなに高くない,かな?

今後の学習計画

明日国家資格試験を受講した後は,10月に開催される国際シンポジウムに向けて
・瞬間英作文
・英語字幕で映画鑑賞

内定式でのTOEIC団体受験に向けて
シャドーイング
TOEIC対策
を進めていく予定です.

TOEICの受験は1年ぶりになりますが,オンライン英会話で培ったリスニングの点数の向上とか見られたらいいな…とひたすら望むばかりです.
(実際には,私の場合オンライン英会話や留学生との会話ではリスニング力よりも空気を読む力で乗り切っている部分があるので,何とも言えないのが現状です)

その他

今後私が書きたい記事は
・理系の就活で,TOEIC 800点はどれくらい力を発揮したのか
・私も留学すればよかったな~という激しい後悔
・「ローサは密告された」というフィリピンを舞台にした映画の感想
などなどです.忘れないようにメモしておきます.

では!